イチ押し!LiveUpCapsulesの主宰に突撃インタビュー
※舞台写真:撮影 佐藤太志朗(office道々楽者)
舞台を拝見した感想
実在した人物を描くにあたりどういった視点からその人物を捉えるのか、ということがとても重要だと思っている。
書物から読み取れるその先、に何を思い、どう膨らませるのか。
この作品は、渋沢栄一氏が時代と社会の中で、多くの出逢った人たちとどのように接し“生きてきたのか”ということを入れ替わり立ち代わり訪れる人たちとのやり取りから浮かび上がらせ、渋沢氏の飄々とした振る舞いの中にある上品さと共に、人柄・思考が垣間見れる面白さがあった。脇を固める個性豊かな俳優陣の熱量も素晴らしく、その時代を生きてきた男たちの縮図がそこにあったように思える。
王子でこの作品を上演したことは、作品が持つエネルギーをより高めていた。終演後、ロビーから飛鳥山を眺め、過去から現在の時の流れを思うととても感慨深いものがあった。
作品対して欲を言えば、素敵な俳優陣が揃っていたからこそ、もう少しひとりひとりを際立たせてほしかったからこその若干の物足りなさ、男芝居ならではの重厚さも含め、今後の作品でそういったものに出逢えることを心から楽しみにしたい。
書物から読み取れるその先、に何を思い、どう膨らませるのか。
この作品は、渋沢栄一氏が時代と社会の中で、多くの出逢った人たちとどのように接し“生きてきたのか”ということを入れ替わり立ち代わり訪れる人たちとのやり取りから浮かび上がらせ、渋沢氏の飄々とした振る舞いの中にある上品さと共に、人柄・思考が垣間見れる面白さがあった。脇を固める個性豊かな俳優陣の熱量も素晴らしく、その時代を生きてきた男たちの縮図がそこにあったように思える。
王子でこの作品を上演したことは、作品が持つエネルギーをより高めていた。終演後、ロビーから飛鳥山を眺め、過去から現在の時の流れを思うととても感慨深いものがあった。
作品対して欲を言えば、素敵な俳優陣が揃っていたからこそ、もう少しひとりひとりを際立たせてほしかったからこその若干の物足りなさ、男芝居ならではの重厚さも含め、今後の作品でそういったものに出逢えることを心から楽しみにしたい。