イチ押し!劇団青色遊船まもなく出航の主宰に突撃インタビュー
人物紹介 白井 ラテ (劇団青色遊船まもなく出航主宰)2018.08.27より青色有線から改名 |
はじめまして。白井ラテです。トトロのお父さんに憧れて”小説を書きたい”という動機から、なぜか映画学校に進み・・・自主映画、デザイン、写真、声劇など色々手を出した末に、近年は表現の場として舞台に落ち着き注力しています。 |
演劇との出逢いは? 知り合いの女優さんの出演を機に、初めて小劇場に行きました。それまで、舞台では一つのシチュエーションしか表現できないと思っていたので、”時間軸・場所が複数混合された空間作り”に衝撃を受けました。 劇団を立ち上げたきっかけは? |
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劇団名の由来、作風について教えてください 『心に痛いお芝居を。』をテーマに、現代劇×群像劇のスタイルで作っています。心に痛い、はお客様によって受け止められ方は様々と思いますが、なるべく愛をこめて”痛キモチイイ”路線を狙っています(笑) |
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大切にしていることは? 作品の中で答えを提示にしないこと、正義を貫かないこと、悪を裁かないこと、を心がけています。逃げ、妥協、諦め、怠惰、弱さ、など日常的な負の感情を否定せず、甘受できる作品をこれからも作っていきたいです。 |
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求める俳優・女優は? 劇団員がいませんのでキャストは客演さん頼りです。色んなタイプの俳優さん、女優さんを常に求めています!!(笑)ご興味ある方はHPやツイッター等でご連絡をお待ちしています!強いて挙げるなら、素直な方・・・かな(笑) |
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今後の展望は? 現時点では、目の前のことしか考えていません。 総合的な満足度、クオリティ面で前作を超えられるように頑張ります。 |
舞台を拝見した感想
群像劇は常々、難しいと思っています。
登場人物たちの関係性が広がれば広がるほど
密度と作品の強度は反比例してしまうことが多いと感じているからです。
そういった作品が多い中で、
こちらの作品はひとりひとりの登場人物たちが
繋がっていく過程での変化やドラマを丁寧に紡いでいます。
観客が自分の中での作品の主人公を見つけ、かつ物語全体を通しても楽しめる工夫もあり……
何より、台詞が時に心に切なくもあたたかく、時に叩きつけられるような熱量が込められており、
書き手の人物たちへの愛を肌で感じられます。
次回作も楽しみです。